知られざるレモンの減塩効果
おいしく減塩できるレモンのチカラを検証結果とともにご紹介します。
日本人は塩分の摂り過ぎ?
日本人の死因の中でガンの次に多い病気が、心疾患と肺炎。また、これらの病気に繋がることにもなる成人死亡の主な要因は「喫煙」と「高血圧」であるという研究結果があります。高血圧の原因となる生活習慣のうち、主要なものとして「塩分の摂り過ぎ」があげられます。
成人の7割が塩分を過剰摂取
日本の伝統的な食事は漬物や味噌、醤油など、塩分が多めの食材や調味料が活躍します。また現代では、外食メニューや加工食品により多くの塩分が含まれているケースが少なくありません。そのようなことが原因で、日本人は塩分を摂り過ぎてしまっているのです。
食塩摂取量
- 目標量:厚生労働省 日本人の食事摂取基準2020年版
- 摂取量:厚生労働省 国民健康・栄養調査 平成30年
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、日本人のじつに7割以上の人が、塩分を過剰摂取しているという調査結果が出ています。また、WHO世界保健機関による塩分摂取量の推奨値は5グラム。日本人男性の平均摂取量は11.0グラムで、推奨値のなんと2倍以上もの塩分を摂取してしまっているといえます。
レモンの酸味が減塩をお助け!
毎日の食事の塩分を減らすにはさまざまな方法がありますが、「酸味を上手に使うこと」がおすすめです。料理の旨味を感じるためには、塩分が重要な働きをしています。裏を返せば、塩分を控えることによって旨味を感じづらくなってしまうともいえます。これが、料理を作る上でなかなか減塩がうまくいかない原因のひとつです。いっぽうで「酸味」には、「料理の塩味を感じやすくする」という効果があります。そのため、料理にレモンを加えることで、酸味が減塩による味の物足りなさを補ってくれるのです。
塩味と酸味の関係
レモンのチカラでしょうゆを減塩!
食塩の供給源(20歳以上、男女計)
- 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」
- 出典:厚生労働省「食生活指針 普及啓発用スライド集」
日本人の塩分供給源のおよそ7割が調味料で、その調味料の中ではしょうゆが最もよく使われています。そこで、料理に使うしょうゆを、レモンを半分使った「レモンしょうゆ」に変えてみましょう。同じ料理に、しょうゆの量を控えて減塩したものと、同量のしょうゆにレモンを加えた「レモンしょうゆ」をかけたものを比較すると、「レモンしょうゆ」を使ったときの方がより塩味を強く感じることがわかっています。レモンのチカラで使うしょうゆの量を減らすことができ、美味しく減塩できるのです。
レモンでおいしく減塩するには?
おすすめは豚肉のさっぱりしょうが焼き。
レモンの酸味が塩味をひきたて、塩分を控えることができます。
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