株式会社ヤクルト本社とポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
国内事業に関する業務提携のお知らせ
株式会社ヤクルト本社(以下「ヤクルト本社」といいます)と、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(以下「ポッカサッポロ」といいます)は、本日付で、国内事業に関する業務提携契約を締結しましたので、下記のとおりお知らせします。
1.業務提携の背景
両社が手がける国内飲料食品市場は、長期的な人口減少の影響を受け、今後、成長の鈍化が見込まれます。一方、高齢化の進展により、消費者の健康ニーズは年々高まっており、健康価値を提供する飲料食品の市場は拡大を続けています。
ヤクルト本社およびポッカサッポロは、両社が保有する健康に役立つ素材、技術を活用し、国内事業において、お客さまに対する新しい健康価値を提供する商品を研究、開発することの合意に至り、今般、業務提携契約を締結しました。
これにより、互いが保有する経営資源のシナジーを発揮することで、「植物性素材と乳酸菌のチカラで、毎日の健康とおいしさを提供する」をテーマとして、付加価値の高い商品を開発し、国内市場における新たな市場の創造を図ります。
今後もお客さまをはじめとしたステークホルダーの皆さまからの一層の支持を得ることで、両社の事業の永続的な成長の実現を図ります。
2.業務提携の内容
本業務提携の内容は次のとおりです。
- (1)ヤクルト本社が保有する乳酸菌と発酵技術、ポッカサッポロが保有するレモン素材と加工技術を使った飲料食品素材の共同研究と商品開発
- (2)ヤクルト本社が保有する乳酸菌と発酵技術、ポッカサッポロが保有する植物性素材(プランツミルク)を使った飲料食品素材の共同研究と商品開発
3.今後の検討
2.の提携内容に加え、5月14日に両社よりリリースした「互いが保有する資産(生産設備等)を使った事業の効率化」と、「互いが得意とする販売チャネル(量販店等)を使った売上の拡大」についての協議も継続します。
ポッカサッポロは、群馬県伊勢崎市に植物性素材商品の製造に特化した国内有数の生産工場を有しており、両社共同開発商品の製造拠点としての活用について、その実現可能性を含めて協議します。
なお、資本提携については検討しておりません。
本件における業績への影響は現段階で軽微でありますが、適時開示の必要性が生じた場合には、速やかに開示いたします。
4.両社コメント
【株式会社ヤクルト本社 代表取締役社長 成田 裕】
このような業務提携の機会を頂けたことを喜ばしく思います。ポッカサッポロフード&ビバレッジ様の強みであるレモン素材や植物性素材は、健康ニーズの高まりとともに、これまで以上に大きな成長が見込める市場であると考えています。
今回の業務提携により、当社の乳酸菌および発酵技術との組み合わせで、新しい健康価値を皆さまに提供できるよう、両社で緊密に検討を進めてまいります。
【ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 代表取締役社長 征矢 真一】
この度の業務提携をとても嬉しく思っています。唯一無二の乳酸菌シロタ株で、世界の人々の健康で楽しい生活づくりを支え、貢献されてきたヤクルト本社様とともに、新たな市場の創造に取り組める事が今から楽しみでなりません。
プロバイオティクスのパイオニアと、レモン果汁のパイオニアである両社が、互いの強みを活かし、未来の食のあたりまえを創っていきます。
締結式の様子(11月9日)
(写真左)株式会社ヤクルト本社 代表取締役社長 成田 裕
(写真右)ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 代表取締役社長 征矢 真一
5.各社の概要
(1)株式会社ヤクルト本社(2021年3月期)
- 所在地
- 東京都港区海岸1-10-30
- 代表者の役職・氏名
- 代表取締役社長 成田 裕(2021年6月就任)
- 主な事業内容
- 食品事業、化粧品事業、医薬品事業、国際事業
- 資本金
- 31,117百万円
- 設立年月
- 1955年4月
- 売上高
- 385,706百万円(連結)
- 従業員数
- 2,874人
(2)ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(2020年12月期)
- 所在地
- 愛知県名古屋市中区栄3-27-1
- 代表者の役職・氏名
- 代表取締役社長 征矢 真一
- 主な事業内容
- 飲料水及び食品事業、外食事業、その他
- 資本金
- 5,432百万円
- 設立年月
- 2012年3月
- 売上高
- 76,186百万円
- 従業員数
- 1,080人