「健康増進」という観点に立ち、ヨーロッパで体によいと飲まれていたレモン水を参考に、柑橘系清涼飲料水「シトロン」を発売しました。
5月23日に発売。
発売当時は、「ブラッドオレンジ果汁」を使用していたといわれています。ブラッドオレンジは、地中海を代表する柑橘類であることから、地中海の代表的な都市「ナポリ」にちなんで「ナポリン」と名づけられました。
「飲料水に長く使用できる名前」というテーマでの社内公募で、多数の応募の中から選ばれ、1914年に商標登録されました。
「リボン」が選ばれた背景には、明治40年から41年にかけてリボンが大流行したことがあげられます。当時の新聞広告などには、髪にリボンをつけた女性が数多く登場しております。また、商品名に「リボン」をつけることにより高級感といったイメージも考慮したようです。
「リボン」ブランド商品が多様化するにつれ、特にテレビでの主な訴求対象である子供に向けた広告の核にキャラクターを採用する方針を決めました。
国内外約50種類の候補の中、オーストラリアのサンプルフィルムから作成したリボンを髪に結んだ少女キャラクターに的をしぼり、昭和32年12月に「リボンちゃん」が誕生いたしました。
当時、「つぶつぶ」ドリンク、いわゆる果実飲料のPETボトル容器化は製造工程でボトルが変形してしまうため実現不可能と言われていました。しかし容器会社との協働技術開発によって問題を解決し、世界で初めて果実飲料をPETボトル容器で販売することに成功しました。