【会社情報に関するお知らせ】株式会社ヤクルト本社への植物性ヨーグルト事業の譲渡について
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(社長 時松 浩、以下「当社」)は、業務提携契約を締結している、株式会社ヤクルト本社(社長 成田 裕、以下「ヤクルト」)へ、植物性ヨーグルト事業を譲渡することに関し、同社と合意しましたので下記のとおりお知らせします。
1.これまでの経緯と譲渡理由
当社は、2015年10月にトーラク株式会社から豆乳ヨーグルトの営業権を譲受しこの事業をスタートしました。その後、新ブランド「SOYBIO 豆乳ヨーグルト」の商品開発や販売、豆乳ヨーグルトを製造する「群馬第二工場」の竣工、アーモンドを素材とするアーモンドミルクヨーグルトの展開など、お客様に新しい価値やおいしさをお届けするため新たな食の領域にチャレンジし、植物性ヨーグルト市場の拡大に取り組んできました。また、サッポログループの食品飲料事業を担う会社として、「植物性素材を核とした次世代領域での価値創造」を実現するために、2021年11月にヤクルトと業務提携契約を締結し、「植物性素材と乳酸菌のチカラで、毎日の健康とおいしさを提供する」をテーマとして協業をスタートしました。
その結果、ヤクルトの乳酸菌技術と当社のレモン素材を活用した商品として、ヤクルトから「ソフールレモン」(2023年1月発売)、当社より「発酵果実みかん&レモン」(2023年6月発売)を発売しました。
加えて2021年11月12日に両社よりリリースした「互いが得意とする販売チャネル(量販店等)を使った売上の拡大」についても継続して協議する中、本事業についてはお客様への新たな価値提案と、更なる市場拡大のために、ヤクルトが事業主体となることが最適であると判断するとともに、昨年の秋にサッポログループで発表した「中期経営計画(2023~26)」で掲げた抜本的な構造改革を進める中、当社としてレモン事業に経営資源を集中させることが最善であるという結論に至り、2024年10月に本事業をヤクルトに譲渡することになりました。
2.譲渡の対象
植物性ヨーグルトの販売権、商標権、ノウハウ、特許などの無形資産
3.譲渡日
2024年10月1日(予定)
4.今後の対応
当社は、ヤクルトが事業を取得するまでの間、現在の商品の製造と販売を継続します。
また、2024年10月以降も、当社の群馬第二工場でヤクルト本社が販売する植物性ヨーグルト商品の製造を担います。
なお、今後もヤクルトと業務提携を継続し、植物性素材商品の拡大に向け協力していきます。
5.各社の概要
(1)株式会社ヤクルト本社(2023年3月期)
- ①所在地
- 東京都港区海岸1-10-30
- ②代表者の役職・氏名
- 代表取締役社長 成田 裕
- ③主な事業内容
- 食品事業、化粧品事業、医薬品事業、国際事業
- ④資本金
- 31,117百万円
- ⑤設立年月
- 1955年4月
- ⑥売上高
- 483,071百万円(連結)
- ⑦従業員数
- 2,765人
(2)ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(2022年12月期)
- ① 所在地
- 愛知県名古屋市中区栄3-27-1
- ② 代表者の役職・氏名
- 代表取締役社長 時松 浩
- ③ 主な事業内容
- 飲料水及び食品事業、外食事業、その他
- ④ 資本金
- 5,431百万円
- ⑤ 設立年月
- 2012年3月
- ⑥ 売上高
- 73,581百万円
- ⑦ 従業員数
- 959人
以上