ポッカサッポロに入社した先輩たちは、“新入社員”としてどのような1年を送っているのでしょうか。2023年に入社した先輩社員によるリアルなレポートをお届けします。
技術系
事務系
林 拓実
Hayashi Takumi
一番身近なところで人々の生活に貢献したいという想いがきっかけとなり、就職活動では食品メーカーを志望。学生に学びのある採用活動を行っていることなどに魅力を感じ、ポッカサッポロへの入社を決心。現在は品質管理課の工程チームに所属し、「キレートレモン」の製造ラインを担当している。
入社式、新入社員研修
入社式の決意表明では「みんなに頼ってもらえる人間になります」と宣言しました。たくさんの役員が出席していて緊張したのか、懇親会を終えて帰宅したときには頭痛がしましたね(笑)。4月中は同期と一緒に研修を受け、社会人としてのマナーやポッカサッポロについての知識を学びました。
配属先決定
名古屋工場の品質管理課への配属が決まりました。名古屋工場と品質管理課は希望していた配属先なので嬉しかったですね。課には20代の先輩が多いため、なんでも相談しやすく、すぐに打ち解けることができました。
製造ラインの勉強
名古屋工場に3つある商品の製造ラインや廃水の処理施設などを周り、それぞれ1週間程の期間をかけて勉強させてもらいました。効率性を徹底的に追求し、品質不良を起こさないように考え抜かれた製造ラインを目の当たりにして、とても感動しました。
他チームの業務を学ぶ
私が配属された工程チームの他に、品質管理課には計画チームもあります。7月はその計画チームの業務について学びました。需要予測をして製造計画を立てるとともに、資材や原料の仕入れも担当している計画チームの業務を知り、品質管理課の果たす役割の大きさを改めて感じました。
監査対応
食品安全マネジメントシステムの国際規格であるFSSC22000の更新に向けた、監査対応を担当しました。監査員と工場内を周り、さまざまな質問に先輩とともに回答していきました。監査員と工場を回ることで私自身もいろいろ勉強できました。
資材の勉強
「キレートレモン」で使用するビンやラベルなどの材質や仕様について学び、商品への理解を深めました。それぞれの資材が、安全性や飲みやすさなどを考えて選定されていることを知りました。
「キレートレモン」の製造ライン引き継ぎ
11月から「キレートレモン」の製造ラインを担当することが決定し、先輩から引き継ぎをしてもらいました。「主力商品を担当できるのは光栄なことだし、学びもある」という先輩の言葉を聞き、やりがいのある仕事を任せてもらえることに感謝するとともに、大きな責任も感じました。
「キレートレモン」の資材テスト
先輩から製造ラインを引き継ぎました。また、「キレートレモン」の資材テストを実施しました。何度も事前打ち合わせとシミュレーションを行い、万全の対策をしたことで無事にテストを終えられました。
トラブル改善のための炭酸ラインテストサンプル作成
目の前の「テストサンプル作成」に注視しすぎてしまい、今後のトラブル解決に向けた長期スケジュールを理解できていないことに不甲斐なさを感じました。ただ漠然と頼まれたことをするのではなく、目的とその実施理由をしっかり考えることを意識したいと思いました。
トラブル改善に向けた最後の検証、
キレートレモンの資材変更に伴う製品化前提テスト生産
普段当たり前のように飲んでいる「キレートレモン」は、キャップ・ビン・ラベルの3つの要素から構成されています。資材変更となると、さまざまな検証を経て、その資材に製造適正があることを厳密に評価しなければならないことを学びました。
省エネに向けた炭酸ラインの生産工程(充填・包装)の見直し活動
炭酸ラインにおいては、決められた頻度で充填室内の調合液が通過する配管をきれいにする作業が発生します。その工程で使用する水を洗浄性を担保したうえで減らすことができないか、検討およびその検証作業を行いました。早い段階でやり方を変えることができれば、今後使用する水を減らし、省エネにつなげることができます。
製品ロスや省エネに向けて炭酸の調合ラインの改善策を現場と協力しながら実施
2月に炭酸ラインの充填・包装ラインの見直しをメインで実施してきましたが、調合液をつくる調合ラインにおいても、生産工程において見直せるところがないか現場と相談し、有形効果等も考慮しながら改善できる箇所を見定めていきたいです。
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1年を振り返って…
先輩社員たちの商品への強い愛情を感じました。
上司や先輩方、そして現場で製造を担う方々からは、さまざまな場面で商品に対する熱意や誇りを感じました。知識や経験を積み重ねて成長し、そうした熱量のある方々とともに、商品の高品質化や新商品の生産に貢献していきたいですね。
※内容は取材当時のものです。