おいしい!ひらめきがある POKKA SAPPORO

広島レモンの木
生長記録2021年

農家の皆様と協力しながら育てている、
レモンの木の様子をお届けします!

2021年

2021年11月16日

自社園地初収穫!

自社園地初収穫! 自社園地初収穫!

2019年4月に植樹をしてから約2年半が経ち初収穫を迎えました!
木としてはまだまだ小ぶりですが、立派にレモンが実っています。
ポッカサッポロ社員総出で、収穫かごを肩からぶら下げながら、1つ1つ丁寧に手作業でレモンを収穫しました!

自社園地初収穫!

収穫の際は、軸を⾧めにとって(写真①)、手前で2度切りをします(写真②)。2度切りする際は、軸とヘタの境目のところで切るようにします。
なぜ2度切りするかというと、収穫の前後で果実に傷を付けないようにする為です。
レモンは果実表面に傷が付くとそこから腐敗することが多いので、初めに収穫ばさみで傷つけないように果実から1-2cm離れたところで切った後、残った軸で他の果実を傷つけないようにもう一度切ります。

自社園地初収穫!

コンテナにどんどんレモンが入れられていき、まだ樹としては小さいながらも、多くのレモンを収穫することが出来ました。

2年半前までは苗木だった園地のレモンの木を眺めながら感慨深い思いで収穫をしました。

来年は天候に恵まれることを願いながら、生育環境をしっかり整えて、もっと立派な木に成⾧してくれるように大切に育てていきたいと思います。

2021年09月16日

畝(うね)拡張作業でレモンの成長を促す!

畝(うね)拡張作業でレモンの成長を促す! 畝(うね)拡張作業でレモンの成長を促す!

今年に入ってからレモンの木もどんどん大きくなってきました。
植樹当時の木と比べるとその大きさの違いは一目瞭然!(写真①②)

皆さんは畝(うね)をご存じでしょうか。
畑で作物を作るために、何本も間隔を空けて、細長く直線状に土を盛り上げた所のことです。畑で目にしたことがあるかと思います。
畝を立てるメリットとしては根を伸ばす範囲を確保したり、排水をよくする、作業効率をUPさせる等が挙げられます。

今の土壌環境では少し窮屈になってきたレモンの木のために、根が広がりやすく、成長を促すことを目的とし、今月は畝の拡張作業をしました。
畝の周りにドリルで穴を掘り、土を樹の周りによせる・・・という作業を繰り返し、畑すべてのレモンの木の畝拡張作業が無事に完了しました。

畝(うね)拡張作業でレモンの成長を促す!

これから黄色く色づいていくことを楽しみにしながらレモンの成長を見守ります。

2021年06月27日

~サマーレモンの旬がやってきました!~

~サマーレモンの旬がやってきました!~ ~サマーレモンの旬がやってきました!~

皆さん、一般的なレモンの旬はご存知でしょうか。答えは「冬」です。正確には収穫量が一番多い時期になります。
では「サマーレモン」とは一体何者なのでしょうか。

写真中央の大きな果実が夏果(サマーレモン)で、左上の小さいものが秋果(通常のレモン)です。1つの木に夏果と秋果が実るなんて、とても興味深いですよね!

レモンは四季咲き性で、春(4-5月)、夏(6-7月)、秋(9-10月)と3回花がつきます。春花が一番多く咲き、これが10月以降に収穫される秋果とよばれる通常のレモンになります。次に多く咲くのが秋花で、これが冬に落果せずに育つと夏果=「サマーレモン」となります。寒い冬を乗り越えて実るのが「サマーレモン」なのです!
圃場のサマーレモンの果実を切ってみたところ、やや皮が厚いですが、果汁も入っており、シャープな酸味が特徴的でした。

最近は温暖化の影響のせいか、秋花が多く咲く傾向があるようです。ポッカサッポロの研究圃場は島の南斜面にあり、冬でも比較的暖かいことからサマーレモンが出来易いようです。
シチリアなど地中海の温暖な地域では、サマーレモンを含め年2回の収穫が一般的ですが、今後の気候の変化により日本でも同じように収穫される日が来るかもしれません。

2021年05月27日

~北の大地出張編~

~北の大地出張編~ ~北の大地出張編~

今月は出張編です。先月、なんと北の大地北海道に広島のレモンの苗木を植樹しました!
行ったことがある方もいらっしゃるかと思いますが、札幌市内にある商業施設「サッポロファクトリー」のアトリウム棟内が植樹場所です。アトリウム棟は冬でも暖かい陽が注ぐように、大型温室のような特徴を持っていて、生育環境として暖かいところを好むレモンのためにこの場所を選びました。

寒いところでもレモンって育つの!?と思われる方もいるかもしれませんがポッカサッポロの社員が見守りつつ大切に育てていこうと思っています。
1カ月経過した5月時点では特に問題もなく順調に育っています!
サッポロファクトリーに遊びに行かれる方がいらっしゃれば是非探してみてくださいね。

2021年04月29日

レモン栽培技術~接ぎ木編~

レモン栽培技術~接ぎ木編~ レモン栽培技術~接ぎ木編~

今月はポッカサッポロと農家さんがレモンの育種について研究をしている大崎上島試験圃場における「接ぎ木(切接ぎ)」によるレモン栽培をご紹介します。

皆さん接ぎ木についてご存知でしょうか。レモンの場合は、すでに成長したミカンなどの樹に、別の柑橘=レモンなどの若い枝を移植する技術が接ぎ木です。接ぎ木による栽培は苗木からの栽培と比較して、樹の寿命(収穫可能な年数)は短くなってしまう面もある一方で早く果実を収穫出来るメリットがあります。

☆接ぎ木のやり方をご紹介
レモンの若い枝を2月ごろに採取し、新聞紙に包んだ後ビニール袋に入れて一旦、冷蔵庫で保管します。これを穂木と言います。
4-5月ごろ、穂木を冷蔵庫から取り出し、写真①のように片面の樹皮を薄く剥ぐと共に、もう一方をくさび状にカットします。
次に写真②のようにミカン成木の枝や幹を切り落とした後、こちらの樹皮も写真③のように薄く剥ぎ、形成層(緑色をした成長が活発な部位)を切り出します。これを台木と言います。
台木と穂木の形成層を合わせ(写真④)、最後に専用のテープで固定保護(写真⑤)します。台木と穂木が上手く活着すると、穂木が成長して、次の年から果実が収穫できるようになります。

かんきつ類同士であれば、基本的に台木と穂木の組み合わせは自由で、一つの台木に違う種類の穂木を数種類接ぐことも出来ます。接ぎ木は病害虫や樹勢が弱い品種を強い品種に接ぎ防除するなどのコントロールのためにも行われます。この技術によって、元気なレモンが育っていくことが楽しみです。

2021年03月31日

*出張編*耕作放棄地でのレモン栽培の取り組みについて

*出張編*耕作放棄地でのレモン栽培の取り組みについて *出張編*耕作放棄地でのレモン栽培の取り組みについて

ポッカサッポロは自社園地でのレモン栽培以外に、耕作放棄地を再生してレモン栽培地を広げる支援も行っています。
画像のように雑木、雑草や荊だらけになったミカン畑の整備を昨年から進め、新たにレモンを植樹できる状態になりました。
今回は自社園地から飛び出して、大崎下島でのレモン栽培のお話をします。
お話を聞いたのは園地オーナーになられる田尾さん。
愛媛県ご出身で柑橘類には慣れ親しんでいるとのことですが、レモン栽培は初挑戦。お仕事をしながら2年間レモン栽培を学ばれたそうです。
「国産レモン発祥の地と言われているこの地でのレモン栽培に魅力を感じていて、自分の園地をもちたいと思っていた時に放棄地整備と再生後の園地管理の話を頂きました。段々畑での作業は中々重労働ですが、このレモン畑を次世代に繋げていきたい。」と今後の展開を意気込んでいらっしゃいました。

*出張編*耕作放棄地でのレモン栽培の取り組みについて

この日は50本の苗木の植樹が無事に完了しました。
レモンの木が大きくなるには時間がかかりますが、荒れた放棄地だったこの土地で、田尾さんの愛情や島の自然の力を沢山浴びて元気なレモンが育っていくことが楽しみです。

2021年02月25日

2021年は収穫に向けて本格的に動きだします!

2021年は収穫に向けて本格的に動きだします! 2021年は収穫に向けて本格的に動きだします!

瀬戸内産レモンの振興を目指し、広島県豊田郡大崎上島町とポッカサッポロは2016年に包括協定を結びました。ポッカサッポロは2019年4月より大崎上島町内に自社農園をもち、180本のレモンの木を新植し、社員が大切に育てています。

瀬戸内産レモンの振興を目指し、広島県豊田郡大崎上島町とポッカサッポロは2016年に包括協定を結びました。ポッカサッポロは2019年4月より大崎上島町内に自社農園をもち、180本のレモンの木を新植し、社員が大切に育てています。

防風設備 自動かん水施肥システム

2020年から「自動かん水施肥システム」という遠隔操作でも水や肥料を散布できる設備を導入したり、寒さに弱かったり、「かいよう病」と呼ばれる細菌性の病気にかかりやすいレモンのために防風設備を設置。2年間かけて、レモン栽培における土壌をつくりあげてきました。今年は結実させて12月頃の収穫に向けてレモンを育てていきます!

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