商品情報をスマートフォンにて多言語で提供~自動販売機におけるインバウンド対応~首都圏、大阪、名古屋、札幌にてテスト展開開始
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社は、近年急増し、今後も増加が見込まれる訪日外国人の自動販売機の利便性向上を目的として、弊社自動販売機において販売している商品の画像をスマートフォンで撮影することで、商品情報を多言語で取得できるアプリケーションを導入し、7月末より順次テスト展開していきます。
弊社は1973年に冷却機能に保温機能を兼ね備えた「ホット/コールド型自動販売機」を開発し、四季を通じて缶コーヒーなどの飲料を安定的に販売することを可能にしました。これを機に、多種多様な飲料があらゆる場所で購入することができるようになり、日本の飲料市場が急速に拡大しました。そして、今日ではこの飲料自動販売機は日本の文化としても外国人観光客に注目されるまでに至っています。
こうした外国人にも便利な自動販売機を実際に利用して飲料を購入していただくために、弊社はこれまでに、一部の自動販売機に多言語のステッカーを貼るなどの対応をしてまいりましたが、一方で、購入しようとしている商品がどんな商品であるのかわからないという不安が、自動販売機における外国人の購入意向に結びついていないことが推察されました。
そこで、弊社は、富士ゼロックス株式会社が提供するスマートフォンアプリケーション“SkyDesk Media Switch”を活用し、自動販売機のダミーや商品そのもののラベル面をスマートフォンで撮影することでその商品の「栄養成分」「原材料」「アレルギー物質」「商品概要」の情報がお手元のスマートフォンで確認できるサービスを始めます。
商品情報は、英語、中国語(簡体字および繁体字)、韓国語、日本語の4ヶ国語でそれぞれ表示され、閲覧した商品の履歴は保存され、いつでも再確認できます。
今回のサービスは、弊社の関連オペレーター、株式会社PSビバレッジが首都圏、大阪、名古屋、札幌で保有し、とくに訪日観光客の多い場所に設置された自動販売機、約300台においてパネルやステッカーでアプリケーションを案内します。テスト展開の後に効果を検証しながら、エリアの拡大等を進めていく予定です。
弊社は自動販売機のパイオニアとして、その利便性と有効性を外国人のお客様に広く体感いただきたいと願うとともに、ポッカサッポロならではの「おいしい」商品を外国人のお客様にもお試しいただきたいと考えています。
自動販売機イメージ
商品情報取得の方法
- スマートフォンにアプリ“SkyDesk Media Switch”をインストールする
- “SkyDesk Media Switch”を立ち上げ、検索バーに「Pokkasapporo」と入力し、「Pokkasapporo」を選択する
- カメラのアイコンをタップしてカメラを起動する
- 自動販売機のダミー(商品)の正面デザインを撮影する
- 英語、中国語(簡体字および繁体字)、韓国語、日本語で商品情報が確認できます。
- 次回以降は、アプリを起動すればカメラの起動画面になり、すぐに商品の撮影、情報確認ができます。
商品情報画面のイメージ
富士ゼロックス “SkyDesk Media Switch”について:
“SkyDesk Media Switch”は、富士ゼロックスの画像認識技術を活用し、スマートフォンで撮った画像からウェブサイトや動画などのコンテンツへリンクする、マーケティングサポートサービスです。
詳細情報 ⇒ https://www.fujixerox.co.jp/solution/skydesk/skydesk_media_switch.html